網・カゴ・ブイなどの漁具を潮流や風で流されて見失ったとき、どのあたりを捜せばよいかの 「目安」を示す機能です。あくまで目安であり、この範囲の外に無い保証も、範囲内に必ずある 保証もありません。
失った地点・時刻から、その場所の潮の流れ(潮流)と風の両方を考えて、漁具がどちらに どれくらい流されるかを計算しています。潮流だけでなく風も考えるのは、水面から出ている 部分が大きいもの(ブイなど)ほど風の影響を強く受けるためです。網はほとんど水中に沈んで いるので風の影響は小さく、ブイは水面に大きく出ているので風に流されやすい、という違いを 漁具の種類ごとの数値(目安)として反映しています。
潮流や風の予測には誤差があり、実際にどれくらいの強さで流されるかを1つの数字で正確に 言い当てることはできません。そこで、強めに流された場合・弱めに流された場合など、 いくつかのパターンを同時に計算し、その結果が散らばる範囲を「捜索範囲」として表示して います。時間が経つほどこの範囲は広がります。「早く探すほど範囲が狭く見つけやすい」と いうことでもあります。
瀬戸内海の潮の流れは、だいたい6時間ごとに向きが反転します。反転の前後で流れの読みが 大きく変わってしまうため、それより先の予測は誤差が大きくなりすぎると判断し、2時間先 までに絞っています。
ここで使っている潮流データは、実測ではなく気象モデルによる推定値で、格子の間隔が 約7〜9kmと粗いものです。そのため、音戸の瀬戸のような幅の狭い水道での実際の速い流れは 再現できていません。海図全域を対象にした、あくまで大まかな目安として使ってください。
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